目的
前日ストップ高した銘柄に対するAIの予測特性を分析しました。 経験的には、よい成績を上げており、それを統計的に検証するのが目的です。
計算結果
表1.AI買信号(65%)後の株価上昇率と勝率(全銘柄)
経過時間(分) | 30 | 60 | 90 | 120 |
株価平均上昇率(%) | 0.60 | 0.64 | 0.61 | 0.58 |
勝率(%) | 68.3 | 66.4 | 63.1 | 62.1 |
表2.AI買信号(65%)後の株価上昇率と勝率(前日ストップ高の銘柄)
経過時間(分) | 30 | 60 | 90 | 120 |
株価平均上昇率(%) | 1.16 | 1.05 | 0.99 | 1.34 |
勝率(%) | 66.2 | 61.5 | 55.5 | 58.6 |
データ期間: 2021年1月~2022年7月
対象AI:AI1
AI買信号:上昇予測確率65%の信号で計算
分かったこと
①上昇率(60分後)は全数平均より約1.5倍高くなり1.05となる
②しかし勝率(60分後)は全数平均より約5%低くなり61.5%となる
過去の投稿にAIはストップ高翌日の銘柄に強いと書きましたが、これは必ずしも正しくはありませんでした。(8/26投稿参照)
勝率が5%も下がるからですが、しかし利益は株価の平均上昇率で決まることを考えると正しかったとも言え、今後もストップ高翌日の銘柄は積極的に狙っていこうと思います。
実例
2021年1月~2022年7月にストップ高翌日の上昇率(60分後)が最大となったクックビズと、下落率が最大となったVALUENEXの当日のチャートです。