目的
前日ストップ安した銘柄に対するAIの予測特性を分析します。
先週はストップ高について行っており、ストップ安の場合はどうなるか興味がありました。(8/28投稿参照)
計算結果
表1.AI買信号後の株価上昇率と勝率(全数平均)
経過時間(分) | 30 | 60 | 90 | 120 |
上昇率(%) | 0.60 | 0.64 | 0.61 | 0.58 |
勝率(%) | 68.3 | 66.4 | 63.1 | 62.1 |
表2.AI買信号後の株価上昇率と勝率(前日ストップ安)
経過時間(分) | 30 | 60 | 90 | 120 |
上昇率(%) | 0.90 | 1.63 | 1.44 | 1.23 |
勝率(%) | 76.2 | 78.0 | 78.6 | 66.7 |
データ期間: 2021年1月~2022年7月
対象AI:AI1
AI買信号:上昇予測確率65%の信号で計算
分かったこと
①上昇率(60分後)は全数平均より2.5倍ほど高くなり1.63となる。
②勝率(60分後)は全数平均より12%ほど高くなり78%となる。
この結果は予想外でした。8/12にストップ安翌日は上昇率が下がるという仮説を書きましたが間違いでした。(8/12投稿参照)
勝率が78%(60分後)まで上がることから、AIがストップ安翌日の銘柄に買信号を出した時は積極的に買うべき、というのが今回の結論です。
実例
2021年1月~2022年7月にストップ安翌日の上昇率(60分後)が最大となった田中化学研究所と、下落率が最大となったINCLUSIVEの当日のチャートです。